「死と生」と「人生」を絵本をとおして語り合う

10/04 絵本対話士Ⓡ養成講座を開催します


<「絵本対話士Ⓡ養成講座」開催趣旨>

絵本は主に子ども対象として制作され、子どもが自身で楽しみ、また、大人が読み聞かせるという読書文化のカテゴリーで発展してきました。いわば幼年時代に「自分で読む」「読み聞かされる」、子育て時代に子どもに「読み聞かせる」という絵本読書文化で、大人が楽しむという文化ではありませんでした。最近では、柳田邦男さん(ノンフィクション作家)からも「大人こそ絵本に親しむべきだ」という絵本の持つ価値の再認識の提案も行われてきていますが、現実的には、大人になって、絵本を自分が読んで楽しむという機会はほとんどないのが実情です。

 

 こうした中、私たちは2018年から死をフランクに語り合う「デスカフェ」を開催していく中で、2020年の全国のデスカフェ仲間がオンラインにて集うデスカフェサミットにて「死の読書会」を開催し、そこで死にまつわる絵本を紹介しました。絵と文で構成された絵本の持つ対話との親和性の高さに気づき、絵本を用いたデスカフェが開催できないかと模索を続けました。しかし、これまでの絵本読書の方法ではこうした絵本の活用は難しく、私たちが学んできた「今、ここにいる。何が起きて、どんな感情が沸き起こっているのか?」という気づきを促すゲシュタルト心理療法をベースに、参加者同士が語り合う中で「問いかけ」そして「気づき」得ていくという新たな絵本読書のメソッドを開発しました。

 

 いわばこれまでの絵本読書の方法を180度パラダイムシフトさせるメソッドです。「ハル式メソッド」と名付けて、2020年から死にまつわる絵本を参加者同士で語り合う「デスカフェ絵本読書会」、そして2025年からはテーマを「人生」を含んで幅広く捉えた「対話型絵本読書会」を開催し、これまでに対面やオンラインにて、70タイトルの絵本を用いて、102回開催し、延べ786人の参加を得ています(2026.7.1現在)。

 また、TVメディアでも複数回取り上げられています。参加者からも「自分たちでも開催したい」との声もいただいており、こうした背景をもとに、この対話型絵本読書会を全国的に普及させるために「一般社団法人 対話によるコミュニケーション推進機構」を設立し、このメソッドの進行役養成として「絵本対話士Ⓡ養成講座」を開催することとし、大人も含めた絵本読書の新しいアプローチとして全国的に普及させ、大人も親しむ絵本読書文化の新しい潮流になることを願っています。

 

 講師には宗教学・生命倫理・デスカフェ・看取り・グリーフ・対話・心理・図書館司書・絵本作家など、「絵本対話士Ⓡ」として活動するための資質をフォローアップする専門家の先生をお招きしています。絵本対話士Ⓡとしての進行役の実践体験も十分に積んでいただきます。

全19コマ・48時間のコースとなります。皆さまのご参加をお待ちしています。

 


<開催要領>

(1)開催期間 2026年の10月4日から2027年2月28日までの毎月2回日曜日開催

(2) 養成時間 ◆座学 全9コマ 20時間 ◆実践 全10回 25時間 振り返り3時間 全48時間 

(3) 講師一覧 下記の表のとおり

(4) 開催方法 すべてオンライン 

(5)  定 員  10人まで

(6) 申込方法 8/10日から受付開始し、申請時に参加動機などを記入していただいた「参加申請書」をもとに選考いたします。 

(7) 参加資格 ①すべての講座に参加できる方 ②「絵本対話士Ⓡ」の普及に努められる方 ③書類選考を通過した方

(8) 修了証 所定の研修時間を修了(実践24時間以上参加)し、なおかつ「絵本対話士Ⓡ」として今後の活動が認められる方には、「絵本対話士Ⓡ」の称号を付与します。場合によっては、別途、補講を必要とする場合があります。

(9) 参加費 第1期生については、普及促進と効果測定のため無料とします。

(10)その他 第1期の効果を反映させて、有料版として第2期(2027年3月開講定)、第3期(2027年8月開講)と定期的に開催していく予定です。


<担当講師ご紹介>